お菓子作りは自分づくり

お菓子作りへの姿勢

先代の時代から、ベーレンではお菓子を通じた自己成長を大切にしてきました。

季節や温度、パティシエの腕など外的な要因により、お菓子の質は変わりますが、最も大切なのは、自らの精神と考えます。お菓子に対して誠実になれなかったり、妥協する気持ちがあったりする時は、必ず味に出ることをこれまでに何度も体験してきました。不思議なもので、手仕事であってもマシーンメイドであっても同じ結果になるのです。

お菓子作りは、自分づくり。技術力も、人間力も高めることで、お客様から喜ばれる存在になれる。ベーレンで働く全員が、このことを実感しています。

成長環境と教育方針

当社では成長できる環境づくりに力を入れています。
具体的な取り組みとして、以下のようなものがあります。

コンテストへの参加支援

厳しい制約条件下で目標達成する充実感を味わうことで自己肯定感の醸成につなげる

新しい経験の場を
積極的に提供

未経験者や役職クラス等のポジションに関わらず、成功・失敗体験を繰り返しながら、自分事であるという認識を持ってもらい、主体性向上を図る

スタッフ自身が、自らの経験・技術を人に伝えられるようになる体験を通じて、確実に自分のものにしていくプロセスを重視しています。個々の自律を促進することで、人も、会社も、成長し続けることができると信じています。

「やってみたい」が実現の第一歩

ヴァイスベーレンのカフェは、”ケーキをお店で食べたい”という地域のお客様の声をヒントに「やってみたい」という想いから誕生しました。今ではモーニングやランチを提供し、お客様の声から生まれたメニューの数々により、地域を中心に多くの方にご愛顧されるカフェに成長しました。

そんな想いは、スタッフにも受け継がれています。小・中学生や主婦、料理未経験の男性などを中心としたお菓子教室の開催や、地域マルシェへの出展は、スタッフの声から生まれました。想いをカタチにするのは容易ではありませんが、皆様の笑顔を作れるかは私たちの原動力次第と確信しています。

ダイバーシティ&インクルージョン

自分たちの関わり次第で
Win-Winになれる

ベーレンで活躍する多様な人材には、障害のある方もいらっしゃいます。
例えば、難聴を持っているスタッフ。雇用する前は正直、コミュニケーションがうまくいくのか不安でもありましたが、筆談やボディランゲージから始めて歩調を合わせながら仕事を進めていくことで、そんな不安はいつのまにかゼロに。お互いに成長していけるという発見に変わっていきました。

朝礼に手話を取り入れたことで、ほとんどのスタッフが基本手話を身に着けています。さらに、難聴をお持ちのお客様からも、やさしい店としてお褒めの言葉をいただいたこともあり、自らのアクションにより、人と人とのつながりを深められることを痛感しています。

就労継続支援B型事業所
「ベーレンワークス」開設

この経験があったことで、障害があっても働きたい、だけど働けないから諦めてしまう、という方は本当に多いと感じるようになりました。そこで、2022年11月、当社の豊田店内に訓練作業室や相談室を設けた就労継続支援B型事業所「ベーレンワークス」を設立いたしました。

雇用や就労支援を通じて、障害者ご自身が、”生きにくいのは仕方ない”と感じている「負の当たりまえ」を、豊かに生きられる当たりまえに変えていくことが、これからの私たちの目標です。